![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=556x10000:format=png/path/sdf5abd0e17c6e850/image/i65ce329ed9a593e6/version/1642515199/image.png)
1月15日(土)から3月13日(日)までの土日限定、
9週にわたってダイニング春が若葉台小学校(以下、若小)に
染まります!
若小と春がコラボレーションした、
その名も「春の若葉レストラン」
通称「春ロクレストラン」です。
若小の6年生が9班に分かれ、それぞれ考案した
メニューをダイニング春で定食として提供しています。
「若小と春」と一口に言っても、企画された内容は実に
多岐にわたるものです!
子どもたちの思いがたくさん詰まった、春ロクレストラン
についてご紹介します。
1/15,16 「食べてスマイル!元気定食」
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=474x10000:format=jpg/path/sdf5abd0e17c6e850/image/i24c59ef93a501f7b/version/1642515323/image.jpg)
春の入り口では、子どもたちが自ら作成したカラフルな
ポスターとメニュー表が歓迎してくれます。
私がおじゃました初日のメニューは、
6年2組1班さんの「食べてスマイル元気定食!」です。
内容はこちらのとおり。
・ご飯
・みそ汁
・トンカツ
・青菜のおひたし
・千切りキャベツ
・ヨーグルト
うんうん、栄養バランスもよくてボリュームもあって、
食べると元気が出そう!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=474x10000:format=jpg/path/sdf5abd0e17c6e850/image/i56b6c0b5945959e2/version/1642513641/image.jpg)
そして!こちらが定食の写真です♪
一食600円(税込み)です。
大きいトンカツを目の前にお腹が鳴ります!
ご飯にはしらすも乗ってる!
おひたしのグリーンと、ヨーグルトにかかった
みかんジャムで彩りもきれいですね。
「元気が出るー!」と言いながら、我が家の7歳と4歳の
子どもたちもパクパク♪
とてもおいしくいただきました。
さて、このような栄養、彩り、テーマが
思い巡らされた定食が9パターンもあるわけですが、
子どもたちは一体どのように考案したのでしょう。
6年生はこうして考えた!定食の献立ができるまで
春ロクレストランの企画は、
家庭科の「こんだてを工夫して」という授業の一環で
立ち上がりました。
一食分の献立について栄養バランスを考え工夫することや、
おいしく楽しく食べるために日常の食事の仕方を考える
学習です。
学習したことを活かした発表の場として、
当初は、子どもたちが考えた献立を弁当として
販売することができないかと検討されました。
そこで若葉台まちづくりセンターへ相談したところ
ダイニング春を紹介され、定食で提供する運びと
なったそうです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=10000x356:format=jpg:rotate=270/path/sdf5abd0e17c6e850/image/i0a03473c1f29c8cc/version/1642515064/image.jpg)
こちらは、6年2組1班さんが献立を考えた際の資料です。
一番下のふせんから抜粋します。
・おとしよりの人が多いから栄養バランスを考えて作りたい
・かたいものをださないように
・みんなが元気にすごせるように
・SDGsに気を付けて料理を決めたい
・栄養などよく考え気持ちのこもったりょうりにする
・ちいきのざいりょうを使う
・目がつかれるから、目にいいものを入れる
このように今まで学んできたSDGsや、
自分たちの暮らすまちである若葉台のこと、
食べてくれる相手のことを考慮して献立を決めました。
家庭科の専科の先生によると、
「ああしてみよう」「こうしたらどうか」と、
子どもたちはみんな真剣に話し合っていたそうです。
①まず、献立を決めました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=474x10000:format=jpg/path/sdf5abd0e17c6e850/image/ibd6bc34570135298/version/1643816286/image.jpg)
②栄養バランスが偏らないように食材を確認して...
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=10000x356:format=jpg:rotate=270/path/sdf5abd0e17c6e850/image/i9ec7c1ee1197ed33/version/1642515056/image.jpg)
③SDGsの考えから何ができるか考えました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=356x10000:format=jpg/path/sdf5abd0e17c6e850/image/i813fc40b8040945b/version/1643340690/image.jpg)
子どもたちの話し合いで献立が決まったら、
次はダイニングとの打ち合わせです。
本来なら子どもたちと春で交流したいところですが、
密を避けるということもあり先生を通してダイニングとの
打合せが繰り返されました。
デザートのヨーグルトには、ダイニングからの提案で
ジャムをかけることになりました。
みかんの薄皮ごとミキサーにかけて作った、
スタッフの手作りみかんジャムです!
また、献立の内容だけでなく、食品ロスを防ぐ方法も
すり合わせます。
こうして、「食べてスマイル元気定食!」が
できあがりました。
このような過程を経て完成した献立が全部で9つあります。
タイトルはこちら!内容はどうぞお楽しみに♪
1/15,16 2組1班 食べてスマイル!元気定食
1/22,23 2班 スマイル・ハッピー・モリモリランチ!!
1/29,30 3班 栄養まんてん!バババランス定食
2/5,6 4班 パワーランチ
2/12,13 1組1班 体にやさしい健康ランチ
2/19,20 2班 元気モリモリ!スタミナ定食 極み
2/26,27 3班 栄養満点満腹六一ランチ
3/5,6 4班 食べなきゃ損!健康モリモリランチ!
3/12,13 5組(5、6年合同)
栄養満点 笑顔たくさん うまいがとまらない ててて定食
実は家庭科+国語+図工+英語+音楽!
![おもて:日本語のメニュー](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=278x10000:format=jpg/path/sdf5abd0e17c6e850/image/i372f35ea9b1e8979/version/1643815043/image.jpg)
![うら:英語のメニュー](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=330x10000:format=jpg/path/sdf5abd0e17c6e850/image/i2aece4bb374e6c4d/version/1643815286/image.jpg)
定食を注文すると、こちらのようなチラシが1枚添えられます。
子どもたちが各自書いたもので、
献立の内容とアピールポイントが思い思いに記されています。
ここでは国語と英語での表現力が活かされますね。
チラシと一緒にアンケートも付いているので、
食後にぜひご協力お願いします。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=474x10000:format=jpg/path/sdf5abd0e17c6e850/image/i3ccc56470ace4a91/version/1642515006/image.jpg)
ダイニングの窓際も賑やかになっています。
「未来のわたし」という図工の授業で製作した、
紙粘土の作品の写真で飾られています。
6年生の名前を紹介する代わりに、自分を表現した
作品を掲示することにしました。
作品自体ももちろん素晴らしいのですが、写真の
撮影場所や構図も自分たちで考えたそうです。
十人十色でとてもおもしろいですよ!
さらに、店内にかかるBGMも子どもたちがプロデュース。
献立を紹介するアナウンスに英語を使っています!
「“若葉台産の野菜”と言うには、“from”を使うんだ!」
と英語の授業で学んだことを取り入れています。
また、流れている音楽はクラシックで、
こちらは5年生が担当しました。
・ベートーヴェン
交響曲第5番ハ短調「運命」より「第1楽章」
・ビゼー 歌劇「カルメン」前奏曲より
・シベリウス カレリア組曲より「行進曲風に」
など、全部で7曲。
子どもたちが神奈川県民ホールで実際にコンサートを鑑賞し、
そこで聴いた曲から選んでいます。
このように教科も学年も横断して、
子どもたちのこれまで学んできたことが
「春ロクレストラン」で体現されています。
「春ロクレストラン」をとおして考える、人の役に立つということ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=487x10000:format=png/path/sdf5abd0e17c6e850/image/ie9067fc3189597c0/version/1642515042/image.png)
「自分達で考えたからたべにきた」
「そうぞうどおり、おいしかった」
「まちがひとつになり、頑張る力を頂きました」
「すばらしいアイディアでびっくりしました。
若い世代と私たち高齢者をつなぐかけはし!!
これからも時々計画してください」
こちらはアンケートで寄せられた定食の感想です。
――おいしく食べたい
――食べた人によろこんでもらいたい
――食材を無駄なく使おう
――地元の食材を取り入れよう
献立を考えるとき、子どもたちはこのような気持ちで
取り組んだのではないでしょうか。
それが春ロクレストランで見事に形となりました。
「衣食住」と言うくらい、食べることは生きるための
基本要素です。
しかし、食事をとおして得るものは単に栄養だけでは
ありません。
相手を思って料理を作り、一緒に楽しく食事をする。
コロナ禍で制限のある今だからこそ、
自分と相手を思いやる食事がより大切に感じられます。
春ロクレストランには、
「自分たちが試行錯誤して作った献立で、
地域の人の役に立ちたい」という子どもたちの気持ちが
込められています。
おいしい食事もさることながら、
様々な要素を味わえる春ロクレストラン。
若小に通うお子さんがいるご家族はもちろん、
ぜひ地域のみなさんに楽しんでいただきたいです。
(みどり)
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