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地域に根付いて20年☺リトミックから広がる世界

津蔵永久音先生(中央左側)と、佐藤淳子先生(中央右側)
津蔵永久音先生(中央左側)と、佐藤淳子先生(中央右側)

今から20年前。

「リトミックを多くの人に知ってもらいたい!」

そんな思いからリトミック教室の「サンサン・キッズ」

はスタートしました。

 

会場は若葉台しらかし集会所(旭区若葉台3-7)。

佐藤淳子(さとうじゅんこ)先生と津蔵永久音(つくら

とわね)先生のお二人で、アットホームな少人数制の

レッスンが行われています。

 

淳子先生の奏でるピアノを感じながら永久音

一緒に体を動かすことで、こどもたちは自由に様々な表

情を見せます。

 

「そんな講師のお二人だからこそ親子で楽しい時間を

ごせる、サンサン・キッズのリトミックを多くの人に知っ

てもらいたい!」

そう思い、1歳4か月の娘が初めてリトミックを体験した

ときの様子を紹介します

♬親子で楽しむリトミック♬

「リトミックで楽しくリズム感を養えるといいな」

リトミックのイメージが漠然としていた私はこんな単純

きっかけから通い始めました。

ところが、リトミックとは私の想像以上にずっと奥深い

ものだったんです!

 

『音楽を基礎とするものではあるが、単に音楽学習の

準備であるにとどまらず、むしろそれ以上に一般教養の

一体系である』

 

リトミックの創案者である、エミール・ジャック=

ダルクローズの言葉だそうです。

素人の私のざっくりとした解釈ですが、「リトミックは

音楽やリズムを学ぶだけでなく、様々な可能性を大きく

広げる手段になる」ということだと思います。

 

といっても、抽象的な話だけだと実感が湧きませんよね。

実際のレッスンではこんなことをして楽しい時間を

親子で共有します。

パネルシアターの様子。

淳子先生の歌声と共にいろいろイラストが登場します。

「にゃーにゃーネコさん。おひげがあるね。みんなには

おひげあるかな?」

先生の問いかけにこどもたちはぐっと引き付けられてい

す。


「いないいない・・・ばあっ!」と、半分に折ったネコの

イラストをめくります。

いないいないばあが大好きな年頃の娘はもう夢中です。

自分から手を伸ばして楽しんでいました!

クレヨンを使ってお絵描きもします。自分で描いたイラスト

はおみやげにいただきました。

今回のクライマックスは、ひらひらと舞う紙のちょう♪

手の平に乗せふわりと持ち上げると、まるで本物の

ちょうが飛んでいるようにひらひら、ゆらゆらと舞い

落ちてきます。 

そしてゆったりとした温かい春のような淳子先生の

アノが、優雅なちょうのイメージをより膨らませます。

こどもたちも一生懸命舞い上げてみたり、追いかけ

り、握ったり、ちぎったり。(笑)

思い思いに楽しんでいました。

 

 歌いながらお話をするパネルシアター、いないいない

ばあとお絵描き、ピアノと紙のちょうというように、

ご紹介したレッスンの内容にはどれも音楽+アルファ

の要素が含まれていますよね。

リトミックは音楽と一緒に複数のことを同時に行うの

で、頭をとても使うことになるのだそうです。

 

今回ご紹介した3つの教材は、どれも先生方の手作り

なんですよ。こどもたちの年齢やねらいに合わせて、

基本的に毎回手作りされているそうです。

温かみのある教材に触れられるのも「サンサン・キッ

ズ」ならではです。

リトミックから広がる無限の可能性

 リトミックを通じて学べることは、音楽に関すること

だけではありません。

例えば自己表現方法「ゾウ」を表現しようとすると、

おとながイメージするゾウは鼻が長くて体が大きく、

のし歩くという動きになります。

でも、鼻が短くて小さいゾウがいたっておかしくあり

ませんよね。

リトミックは、自由にいろいろな表現をしていいので

す!

 

また、リトミックで学ぶことは様々な分野につながっ

ているそうです。

サッカーを習い始めばかりのお子さんが、コーチか

「空間の取り方が上手だね。かやっていたの?」

と褒められたというお母さんがいたそうです。

 

一見無縁そうなリトミックとサッカーですが、どういっ

関連性があるのでしょうか?

サッカーは敵と味方の複数のプレイヤーがいる中でさ

らに攻撃と守備に分かれます。

そこで、誰がどこにいてどのような動きをしているの

か、どんなスピードでどう動いているのかという「空

間認識能力」が必要になってきます。

 

そしてリトミックには、音楽に合わせて複数人で部屋

の中を動くレッスンがあります。

ピアノを聞きながら相手とぶつからないように歩いた

り走ったり、どんな動きをしているかお互いに意識し

たり。そういったことがサッカーで必要な能力につな

がっているのではないかと思いました。

 

リトミックを通して、こどものその先の未来の幅が

んと広がっていきそうですね。

地域に根付く、こどもたちの心を育む活動

「サンサン・キッズ」の活動は今年で20周年になりま

す。これまで地域のたくさんのこどもたちがリトミッ

クを学んできました。

以前通っていた生徒さんが、高校生になり将来保育士

になりたいということで教室の様子を勉強しに来たり、

その後の活躍を耳にすることも多いそうです。

淳子先生と永久音先生のお二人が、ずっと地域に根付

いて教室を開いてきたからこそと言えますね。

 

「リトミックのことを一口で語るのは難しいけれど、

音楽を媒体として頭と体と心を育てましょう!」

と、淳子先生はおっしゃいます。

まずはリトミックを楽しむことで、そこから自然とこ

どもたちが大きく羽ばたくきっかけになればいいなと

願います。

 

 

      


「サンサン・キッズ」では、

5月に体験レッスンを

催します♪

 

詳細は永久音先生へお問合せくだ

い。

 

津蔵永久音先生

☎090-7275-2325

 


「わかば親と子のひろば そらまめ」

では、

リトミックを楽しめる6周年

イベントが企画されています♪

 

講師は淳子先生と永久音先生の

お二人です。

 

こちらはそらまめへお問合せくだ

さい。

 

そらまめ ☎045-442-7987


 

 

 

ぜひ、楽しいリトミックの世界に触れてみてくださいね♪

 

 

(みどり)