平日プレイパークとこども憲章

(平日プレイパークで遊ぶこどもたち。ただのベンチが幼稚園になり、電車になり。。。)

桜が早々に散りはじめた4月4日。

春休みの終わる前の一日をみんなで過ごそう!と開催された

平日プレイパーク。

前回1月31日に続いての第2回。場所は若葉台公園アスレチック広場です。

 

お天気もよく、早くも散り始めた桜の花びらがひらひらと舞い落ちる、

なんとも素敵な日。

 

前回に引き続き、ロケットストーブがお目見えし、豚汁&マシュマロで

お腹も別腹も満たされて。。。

こどもたちも大人たちもみんなニコニコ。

 

若葉台子育て母の会では、若葉台公園の平日プレイパークで鍋を担当しています。

大貫谷のプレイパークは参加者として遊びに行って十分楽しいのですが、

開催者側の立場でこのニコニコを見ると幸せな気分になります。 

 

この翌週には、コミュニティオフィス春で「若葉台で外遊び。。。してる?」の

講演会&座談会が開催され、改めて外遊びの意味を考えるきっかけとなりました。

 

横浜創英大学の落合優先生をお招きして、

外遊びとこども憲章について考えるこの講演会&座談会。

落合先生はこどもの体の発達と運動がご専門です。

 

(「若葉台で外遊び。。。してる?」の講演会の様子。)

 

 

実は私は講演会に参加できなかったのです。。。(がーん)

長男の小学校の用事と重なり、急いでコミュニティオフィス春に

戻って来たのはとっくに解散した後。。。

でもでも!

なんと残っていたお母さん達から興奮気味の報告を受けましたよ!!

 

参加していないすえきちが人から聞いてまとめる!「外遊び」のポイント

その1 大人の下心は不要なり

(落合先生の発表スライドより)

「すえきっちゃん!わたしたち、間違ってたよ!!」と冗談半分で

報告してくれたのは、みほちゃん(仮名、3男児の母)。

 

「こどもたちの遊びは、それ自体が目的で、

 『足が速くなってほしいから、かけっこさせよう』

 『登る遊びは握力がつく』

 『石段の上で平均台遊びすると。。。』

 みたいな、親の下心があると遊びにはならないんだってー!」

 

おおー。なんと!それはいったい、どういうこと?と聞くと、

先生の資料を見せてくれました。

スライド「遊びの特徴」をみると、

「①それ自体が目的の行動である(他の手段ではない)」。。。

 

こどもが主体的に自分でするのが、遊び。

強制されたものは遊びではなくなるということです。

なるほど。

 

 

その2 遊びには「悪」の要素が不可欠なり

他にも先生の「遊びの特徴」には興味深い一文が。。。

 

 

「⑥どこかに悪の香りが漂う」

 

大人からちょっと隠れて遊ぶのが楽しかったという記憶は

みなさんもお持ちでは?

ちょっと遠くへ行ってみたり、お風呂で大人のシャンプーやら

ブラシをこっそり使ってみたり。

 

 

こういう「ちょっと悪いこと」の積み重ねで

「本当にやったらまずい危険なこと」

の境界線を知るのでしょうね。

 

 

その3 大人は基本は「見守り」

勝手に親のものを使う――。悪いですねえ(笑)

今から思えば母は全部知っていたのかもしれません。

でも、「まあ、そこまで危険でもないからいいか」と

見逃してくれていたのでしょうね。

 

 

大人の見守り――。一口にそういいますが、これがなかなか難しい。

どこから口を出すか、いつも迷います。

 

長い枝を持っているときはやめさせる?

転んだときは駆け寄るべき?

ちょっと難しそうな遊具に上っているときは?

お友達と棒の取り合いになったら?

 

自分のこどもが悪いように見えるときは、特に難しいですね。

 

 

こどもが自由に遊べる場、プレイパーク

これらの要素を満たした現代の外遊び環境として

先生が紹介したのは、プレイパーク!

最低限の安全性を確保しつつ、こどもに必要以上に干渉しないで、

自然に触れ合いながら、こどもたちが自分たちで遊ぶ――。

プレイパークはこどものための遊びの場として機能しているんですね。

 

大人はその場で仲間同士で見守っていいればいいのです。

 

こどもを見守る大人をつくる、こども憲章

でも、母親たちがついつい口を出してしまうのは

「精一杯やってるのに、どうしていうことを聞いてくれないの?」

「ほかのお母さんに悪く思われたらどうしよう。。。」

「近所の人にこどもに注意しないダメな母親と思われたらどうしよう。。。」

こんな気持ちからだと思います。

 

 

母親同士で、

「まあ、あのくらいなら、こどもたちにまかせよう」と言い合えること。

そしてご近所さんが

「あのお母さんはこどもが自由にやるのを見守っているね。」と

思ってくださること。

こういった共通の認識があると、

子育てしやすい環境と言えるかもしれないですね。

 

どうしたらまちの人と共通の理解をもつことができるでしょうか?

「若葉台で外遊び。。。してる?」の講演会&座談会の

テーマでもあるこども憲章。

今、若葉台では子育てしやすいまちを実現するため、

こども憲章をつくろうという活動がはじまっています。

たとえば、こども憲章の一文に、

こどもの遊びの見守り方を書いた文章があったらどうでしょうか?

 

こども憲章には子育てを見守る

「大人をつくる」という役割もあるのかなあと思いました。

 

(一遊びしたら親子でまったり。)

次回の平日プレイパークは6月6日。

大人もこどもも自由な外遊びを満喫しましょう!

 

若葉台プレイパークの様子はこちらのブログで!若葉台プレイパークのんびりブログ

 

(すえきち)